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介護の現場から-(3)


生協らしい介護を

 東京保健生協の居宅介護支援事業所では500件を超える方のケアプランを作っています。

 介護保険がスタートして十年目を迎えていますが、制度の開始時から度重なる改悪の中、いつも矢面に立って奮闘してきたのはケアマネジャーたちです。「その人らしい、暮らしを支えたい」「家族の介護負担を軽減したい」という思いで仕事をしていますが、なかなか願うように進まないケースもたくさんあります。

 Aさんは98才。認知症で徘徊もあり路上で保護されるようなことも起きています。介護は亡くなった娘さんの婿82才がしています。最近では、その介護者に物忘れが目立ち始め、ショートステイの退所日に迎えを忘れてしまう事もあり、二人暮らしを周囲は心配しています。

 Bさんは76才。独り暮らしでお金の管理ができなくなりました。財産管理を支援する制度などもありますが、本人は「大丈夫」と支援を受け入れません。

 こうした介護保険サービスだけでは、どうにも解決できないケースに悩みながらの毎日ですが地域の方や組合員さんの手助けで救われる場面も出てきています。「ゴミ捨ての日に声をかけてあげますよ。」「病院に行く日は一緒に行ってあげる」こんな支えがケアマネジャーを元気にします。

 いのちの大運動のとりくみのなか、『地域の困りごと』があったら、どうぞ事業所にも相談に来て下さい。組合員と職員が力を合わせて、生協らしい介護ができたらと願っています。