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病気の話----インフルエンザ

東京健生病院・内科医師
加藤 冠

 インフルエンザはウィルスの感染症ですが、通常の風邪と違い高熱、倦怠感、関節痛など症状が重く、多くの患者に流行します。
 昨年新型が世界的大流行しましたが、これはウイルスの表面の蛋白が大きく性質を変えてブタのインフルエンザが人間にも感染するようになった結果です。今後の流行が危惧される高病原性鳥インフルエンザとは異なり、従来のウイルスと一部構造が類似していたため健常成人の多くは軽症で済みました。

 かつても香港かぜ、ソ連かぜなどが大流行しましたが、多くの人が感染して抗体を獲得し、収束しています。しかしウイルスは蛋白の微妙な変異で人間の免疫を逃れ、小規模な流行は繰り返します。

 ワクチンはその年の流行を予想して作られ、今年は新型と季節性のA香港型・B型の混合ワクチンになっています。感染を完全に阻止できなくとも、重症化の予防は期待できます。今年は十分量の供給があるとのことで接種の優先順位などは定められていません。

 新型インフルエンザの成人の罹患率はまだ低く、今後流行の第二波が来ると予想されています。うがい・手洗いなどの基本的な予防策も重視しながら、冷静な対応で乗り切っていきたいものです。

 

インフルエンザの予防接種を実施しています

早めの接種をおすすめしています。事業所窓口または電話でお問い合わせください。
なお、今年度は厚生労働省から接種価格の基準額が定められ、組合員価格を設定することができません。ご理解のほど宜しくお願いいたします。
区によって補助額が異なる制度があります。詳細は窓口でお尋ね下さい。