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東京保健生協の医療・介護のネットワークを活用し、 充実した高齢期を

東京保健生活協同組合 理事長
柴原 昭典

芝原理事長

 あけましておめでとうございます
 本年もどうぞよろしくお願いいたします

 私は現在、江戸川橋診療所を中心に日々の外来診療と週2回の定期往診+緊急往診などを担当しています。

 江戸診の周辺の事情も変わってきました。印刷製本関係の自営業が多い地域なのですが、本が売れなくなりパソコンで印刷できる時代になって、仕事が減り、会社や工場が随分少なくなりました。かつての江戸診は、通勤してくる患者さんが多いのが特徴だったのですが、いつの間にかその様相が変わってきています。次々に新築されるマンションの若い住人は、熱を出した時くらいしか診療所には縁がありませんから、江戸診の柱である糖尿病を中心とした慢性疾患医療の新たな患者さんがかかりやすい診療所づくりがカギになります。

 一方で地域に住み続けている高齢者の医療が重みを増しています。高齢の患者さんが、人生を全うされる、ホームドクターとしてそのサポートをするという仕事がさらに増えそうです。

 例えば、在宅で一人暮らしの方が熱を出して一週間ほど食べられなくなり、体力的に限界だと思われても、監視の手がないために点滴治療も難しく、夜間見守る人もいない場合に、(明らかな肺炎にでもならない限り…その時は生死をさまようことになるのですが)治療して元気になって返してくれる病院は、私達の病院くらいしかありません。

 日常診療→通院できなくなってからの往診・訪問看護→いざというときの入院→家に帰るためのリハビリ。在宅生活を援助するヘルパー。日々のリハビリやちょっと預かって欲しい時のひかわした老健。認知症でも自分らしく暮らせるグループホーム。私達はこのようなしくみをつくりあげてきました。

昨年10月、日本医療福祉生協連が発足しました

  各国政府が苦慮している高齢化社会対策。厚労省もこれからの高齢化社会の医療福祉を担う一翼として私達を認識していると表明しています。ただし、私達が、この仕組みを守り育てるためには、さらに広く、多くの人々と手を組んでいく必要があります。殻をかぶっていては成しえません。

 

 11月。江戸診では組合員さん達と44人で湯西川温泉まで一泊のバス旅行をしてきました。毎年、この旅行を楽しみにしておられ、87才・86才の女性、86才の男性2人も元気に参加されました。私達の医療保健活動に特別の意味を付加してくれていると感じました。