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地域の中で東京健生病院の役割を鮮明にしていきたい

東京健生病院院長
根岸 京田

根岸院長

 昨年は病院機能評価の更新、午後の一般内科外来の休止、病棟再編など病院機能をめぐる大きな課題をみんなの協力で乗り越えてきました。

  今年は改革を定着させ、病院としての機能をさらに向上させていく必要があります。そして、中・長期的には、行政側から提案されている「地域包括ケア」構想への対応と増加する高齢者とがん患者への対応が課題と考えます。

 「地域包括ケア」とはおおよそ中学校の校区程度の地域内で、日常的な医療や介護、生活援助、居住サービスなどを切れ目なく包括的に提供しようという考え方です。その中では自分の努力による「自助」とお互い様の「互助」が強調されています。ともすると公費削減の口実にされそうですが、地域の健康を地域全体で、住民参加で守っていくという医療生協の考え方に合致した構想でもあります。これまでの私たちの実践に確信を持ちながら、地域の中で健生病院はどういう位置を占めようとしているのかを鮮明にしていくことが重要と考えています。

 また、今後数年以内に日本は世界でも類をみない超高齢社会を迎えます。特に東京は介護施設が不足しており、独居ないし夫婦のみの高齢者世帯が激増することが予測されています。一方、がん患者も増加を続けており、治療成績の向上もあいまって地域で住み続けながらがん診療を続ける方が増えています。その方々が「介護難民」「がん難民」にならないよう、高齢者とがん患者への対応をさらに進めていこうと考えています。

 今年も東京健生病院を宜しくお願い致します。