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介護の現場から-(8)


みみずくで はじめての看取りをしました
 介護事業部長 齋藤恵子 

 グループホームみみずくの開所時から入所されていた93歳のSさんを看取りました。

 Sさんは食事の呑み込みが悪くなり、誤嚥性肺炎で病院に入院されました。主治医からは「経口摂取は難しい」と診断されました。1日でも長生きしてほしいという願いは、ご家族も職員も同じですが、胃瘻(いろう)など医療処置があるとグループホームで受け入れることは難しくなります。

 「退院後をどうするか」について職員をはじめ、ご家族と相談を重ねました。「胃瘻の是非」「天寿を全うするとは?」「Sさんらしい生き方は?」等々話し合いを重ね、「最期まで住み慣れたみみずくで」というご家族の想いを受け止めることになりました。

 Sさんがみみずくへ退院してきた後は、息子さんが泊りこみ、夜は一緒にやすみ、朝はみみずくから出勤。職員とともに介護にあたりました。ほかの入所者の皆さんも毎日、Sさんの部屋に立ち寄り声をかけてくれました。退院から11日目、ご家族や入所者のみなさん、職員に見守られSさんは静かに旅立されました。