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介護の現場から…介護保険法の改正の要点 その(2)

 介護事業部長 齋藤恵子
 

 今回の改正では、独居や老々介護、重症者が在宅介護を続けるのを支えるサービスとして24時間対応の「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」が新設されます。1回の訪問時間は5分〜15分程度の短時間で1日に何回も巡回してサービスを提供するとしていますが、従来の訪問介護で提供してきた買物、調理、洗濯、掃除などの生活支援が充分提供されるかが心配です。24時間緊急時に対応するオペレーターは同一法人であれば数ヶ所の事業所に一つの配置でも可、携帯電話対応でも可としています。これでは緊急コールに30分以内に応じるという「地域包括ケアシステム」を実現するサービスとなるのか疑問です。

 現在の訪問介護(ヘルパー)を使っている方が利用される時は、ヘルパーの利用を中止して巡回型のサービスに切り替えになり、併用はできません。また訪問看護の提供も同事業所で提供するとされていますが、看護師の体制確保が困難な場合は他事業所との連携も認めています。

 在宅介護では暮らしを支える訪問介護と緊急時対応サービスの両方が求められています。特養待機者が42万人もいる現状では在宅介護が困難になった時に利用できる施設の整備も絶対に必要です。