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組合員のみなさんと職員の協同で、どんな医療環境にも揺るがない、地域で頼りにされる強固な医療生協を

東京保健生活協同組合理事長
根岸 京田

根岸理事長

 生協組合員、職員のみなさん
 あけましておめでとうございます。

 昨年は3月に東日本大震災が発生しました。2011年3月11日は、地震と津波の被害の大きさと福島第一原子力発電所の放射線被害によって、永久に日本人の心に記憶されることでしょう。

 医療支援やボランティア活動に行かれた皆さん、義援金にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。被災地を励まし、連帯の心を伝える活動を今年も続けていきましょう。

 さて、医療を取り巻く情勢は今年も大きく変動しています。4月からの診療報酬・介護報酬の同時改定により、いよいよ「地域包括ケア」の実態が明らかになろうとしています。「税と社会保障の一体改革」路線は国民負担を増やし社会保障給付を削減する方向に向いており、PPが医療に及ぼす影響は明らかではありません。地域の健康・医療・介護を守る拠点としての医療生協の役割はますます重要になっています。地域分析をしっかり行い、この地域に必要とされる医療・介護を実践していきましょう。組合員と職員の共同行動の場を広げて地域全体の健康づくりを進め、その拠点としての両病院は「ヘルスプロモーティングホスピタル(PH)」への登録を目指しましょう。経営や人事の課題も山積ですが、大きな視点を失わずに頑張っていきましょう。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

※TPP=環太平洋連携協定。日米の今後の協議において「米資本の日本市場での自由な競争を妨げる」という理由によって国民健康保険の機能縮小や混合診療、病院の株式会社経営の許可など、日本における医療自由化が危惧され日本医師会や医療福祉生協連で反対しています
※HPH=ヘルスプロモーションをサポートする拠点となる病院。ヘルスプロモーションとはWHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章において提唱した新しい健康観に基づく21世紀の健康戦略で「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」のこと