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薬の話--- 解熱剤の安易な服用は注意が必要です

  薬事委員会 大泉生協病院薬剤科
  村山 礼子

 解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンは、風邪の際、赤ちゃんからお年寄りまで安全な薬として使用されています。医療用医薬品(病院で処方される薬)としては『カロナール』、『アンヒバ』があり、総合感冒剤の『ペレックス』にも一成分として配合されています。さらに、一般用医薬品(処方箋なしに薬局で買える薬)では『ルル』『コンタック』等、総合感冒剤の多くに配合されています。

  海外において、総合感冒剤を服用したが効き目が十分でないため、自己判断で別の総合感冒剤を重ねて服用して、重篤な副作用を起こすことが社会問題となっています。一般用医薬品が日本以上に多様にあり容易に購入できることも要因とされていますが、日本でも『ルル』等の総合感冒剤は身近な薬として存在し、今後、同様の問題が生じる可能性が懸念されています。より安全を期して、昨年、厚生労働省より、「アセトアミノフェンを含む薬の併用は避けましょう」と注意が行われました。

  医療機関において『ペレックス』と『カロナール』の併用は細心の注意を払って行われます。また、アセトアミノフェンは医師の指示のもと鎮痛目的で投与量を多く使用する場合もあります。風邪薬と風邪薬の併用、手持ちの解熱剤との併用は、自己判断で使用しないようにしましょう。