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介護の現場から…介護力や経済力が考慮された介護保険を

 介護事業部長 齋藤恵子 

 88才のIさん(女性)は、ヘルパーの通院介助で透析に通っている要介護2の息子さんと二人で暮らしています。

 Iさんは今まで要介護1で訪問介護サービスを受けて暮らしてきました。2月に体調を崩し入院。介護度が上がり5月から要介護3となりました。

  息子さんの介護負担を軽減するために老人保健施設のショートステイを利用しながら、訪問介護を1日3回に増やすケアプランが立てられました。

 要介護1の時には1ヶ月9千円ほどの利用料が3万円を超え、さらに介護保険の限度額に収まらないサービス分は全額自費になるため利用料は10万円を超えてしまいます。仕方なくヘルパーを1日2回に減らすことになりました。息子さんも自身の生活をするのが精一杯の体力で、「今より母の介護度が上がったら二人で暮らしていけるか不安だと言います。介護保険は応益負担の制度、サービスを使った分は1割の利用料を負担します。

  家族の介護力や経済力も考慮されません。今後、高齢者の独り暮らし、老々介護の世帯が増えていきます。介護サービスなしでは暮らせない方への救済策が必要です。