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介護の現場から…人生の最後まで自分らしく

    介護事業部長 齋藤恵子 


 老いても健やかでありたい。「元気に生きてぽっくり死ねたら幸せ」と誰もが願うところです。一方、病気になったり介護が必要になった時にどうしたらいいのかと不安を持つ方も多いと思います。最近はエンディングノートといったものが売れているそうですが、最後をどうするかだけではなく、自分らしく生き、自分らしく最後をむかえるために、元気な時から人生の最後までを考えておくことは、とても大切だと思います。

 医療福祉生協の「じぶんらシート」をご紹介します。このシートでは生い立ちや家族のこと、今までの人生で嬉しかったことや、悲しかったことを振り返ります。今の生活や、趣味、大切にしていることを書き出してみます。そして認知症や介護が必要になった時にどこでどのように暮らしたいかを考えていくものです。望む医療処置や望まない医療処置、言い残したいことや人生の終わりに望むことも書き出してみます。

 介護の相談を受けるケアマネジャーが困ることで多いのは、認知症や一人暮らしの方の金銭管理に関わることです。認知症や判断が難しい状態で金銭管理が困難になった時に、誰に委ねるかを記載しておくことも大事です。

 自分の最後の在りたい姿を意思表示しておくことで、「自分らしい」生き方が叶っていくと思います。年を重ねるごとに「望むこと」は変化するかもしれません。「じぶんらシート」は何回でも書き直しができます。年の初めに書いてみてはいかがでしょう?

  (「じぶんらシート」お問い合わせは東京保健生協組織部まで)