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歯の話--- むし歯予防と食習慣

  大泉生協病院歯科 歯科医師
  松島 里英

 「歯磨きしているのにむし歯になりやすいのよね。しなくてもむし歯にならない人もいるのに不公平だわ」という声をよく聞きます。むし歯になりにくい人は歯が強い、唾液が多い、間食が少ないなど理由がいろいろありますが、なりやすい人は必ず間食回数が多いです。ある実験で、食事の時にだけ甘いものを食べさせるとむし歯の発生は少ないのですが、食間に間食として甘いものを自由に食べさせると、むし歯の数が著しく増加することがわかっています。

 私も甘いものは大好きです。甘いものを全く食べるなとは言えません。朝昼夕の食後のデザート(※注意)、時間の決まった一日一回の間食はOKです。 ※食後のデザートは時間を空けずに食べます。夕食後お風呂上りのアイスなどは食後のデザートではなく夜間の間食になり、最もよくないです。

 「間食一回だけなんて無理!ちょこちょこ食べたい!」という人にはキシリトールなどむし歯にならない代用糖で作られたチョコ、ガム、ラムネなどはいかがでしょうか?

 「そんなに間食しないけど歯医者に行くたびにむし歯が見つかるな」という方は飲み物はどうですか?間食には、甘い飲み物(缶コーヒー、スポーツドリンク、炭酸飲料など)も含まれます。例えば、まだ2歳なのにむし歯ができてしまったというお子さんは、ジュースやスポーツドリンクを頻繁に口にしていることが多いです。

 砂糖と代用糖をうまく使いわけ、食べ方や飲み物に気をつけるという日々の少しの努力がむし歯予防につながります。 食べる楽しみは、毎日の生活のなかで大切な部分です。甘いものを食べる楽しみを保ちながら、自分の歯で噛む楽しみを一生もち続けるために、食習慣の工夫をしていきましょう。