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漢方の話… 花粉症は雲雀とともに

  鉄砲洲診療所所長
  沖山 明彦
 

 「おてもやん」は熊本民謡です。幕末から明治にかけてできたそうです。「民謡歳時記」では、3月の候に「ひな祭り」「わらびとり」「油絞り」と並んで、陽気に雲雀を歌ったこの民謡を取り上げています。

 この民謡は熊本甚句というお座敷歌からとか肥後勤皇党の「しのび歌」とか諸説あるそうですが、文句に野菜が多く登場したりして、「難解な」民謡だそうです。 さて、ノロウイルス胃腸炎、インフルエンザA、PM2そして花粉症の季節到来です。花粉症の漢方では、鼻炎でも鼻の中が腫れて鼻がつまり、鼻汁も粘っこくてかんでもでない場合は「葛根湯加川?辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」。鼻はそんなに痒くないが水のように鼻水が多く、くしゃみも多く、鼻づまりはそれほどでもない場合は「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」。背中の悪寒など冷えが強く、鼻水、咳が出ている場合は「麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)」。結膜炎で眼の痒みと涙が多い場合は「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)と五苓散(ごれいさん)を合わせて」用います。また鼻炎で鼻水と鼻つまり、鼻粘膜の痒みが強いときには、「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)と葛根湯(かっこんとう)を合わせて」使います。後の二者のような使い方を合方といいます。

 私事、一年中のハウスダスト鼻炎なので、焼酎は久しくたしなんでいませんが、宮崎「百年の孤独」で鼻づまりを解放できれば。アカチャカ ベッチャカ チャカチャカチャ。