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食---そのダイエット本当に必要?

  大泉生協病院食養科・管理栄養士
  石川 英里

 多くの若い女性がもつ「やせ願望」。実はその多くが痩せる必要がないのに偏った食生活を送ったり、極端なダイエットを繰り返している人たちです。

 平成22年の国民栄養調査によると女性20歳代の肥満者(BMI25以上)の割合は7・5%でやせの者(BMI18・5未満)の割合は29・0%となっている。女性(20歳以上)全体の肥満者21・1%、やせの者11・0%と比べると肥満が少なく痩せが多いことが分かります。ちなみに男性50歳代は肥満者37・3%、やせの者2・0%と肥満者がかなり多い結果となっています。

 若年女性の「やせ」が増えている背景には、食生活の多様化、メディアからの情報、「痩せているほうがいい」という価値観がタレントやファッションモデルを通して普及した等、様々な要因が影響を及ぼしていると考えられます。またやせ願望は高校生・中学生、さらには小学生へと低年齢化していると言われています。無理なダイエットは月経不順や貧血などを引き起こし、将来骨粗しょう症や更年期障害を引き起こす原因にもなりえます。若い女性や妊婦の低栄養がその子供の将来の生活習慣病のリスクを高めるという見方もあります。適正な体重を理解し、誤ったやせ願望を持たないようにしましょう。

 今食べているものが明日の体の元になります。バランスの良い食事を心がけ適正体重を維持することが大切です。