ニュース&トピックス


食---食べる順番を守るだけでダイエット?

  東京健生病院・管理栄養士
  大竹 美枝子

 「食べる順番ダイエット」が話題になっています。実際にはどういうダイエット方法なのでしょうか。今回は「食べる順番ダイエット」について説明します。

 このダイエット方法は(1)主食(ご飯、麺、パンなど)(2)主菜(肉、魚、豆腐、卵など)(3)副菜(野菜類)を用意し、(3)食物繊維の多い野菜料理(2)たんぱく質中心のメインのおかず(1)ご飯、麺、パンなど炭水化物中心の主食(3)(2)(1)の順番を守って食べる方法です。

 最初に食物繊維の多い野菜を食べることで炭水化物、脂肪の消化吸収をゆるやかにしてくれ、噛みごたえのあるものから食べ始めることでの満足感を得ることができます。次に主菜のたんぱく質は消化吸収が遅いので満足感が長く続きます。そして、最後にごはん、麺、パンなどを食べることで炭水化物のドカ食いを抑制するといわれています。これはカロリー計算も食事制限もいらないダイエット方法です。たんぱく質、脂肪、炭水化物の制限がありません。

 人は食事を食べ始めて満腹感を得るまでには20分くらいはかかると言われています。そこで?み応えのある食物繊維の多い野菜から食べることは早食い、ドカ食いの予防になります。よく噛んで食べると栄養素が少しずつ腸に送られ、血糖値を下げるインシュリンは糖が腸に到達したタイミングで分泌されるので、少しずつの方が、食後の急な血糖の上昇を防ぐことができます。しかし、カロリーを気にしないで「食べる順番」を意識することだけで痩せられるかどうかは疑問です。

 食事の基本はよく噛んで食べる習慣を身につけ、野菜から食べ始め、適正なたんぱく質(メインのおかずは1品)カロリーに合わせた主食の量を守ることが大切です。