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原発は なぜ危険か?(中)

  長崎千早支部・高校物理教師
  和田敏明

原発の危険性は?(つづき)
(3)その放射線は、目に見えず、音もしないので、浴びたこともすぐには分かりません。測定器があって初めてどのくらい浴びたのかが分かる。放射線は少量でも人間などすべての生き物の細胞を傷つけるし、遺伝子を壊します。もちろん生き物の体には元通りに治す能力が備わっているけれど、浴びる放射線量が少しでも多いと、身体にいろいろな障害が出ます。そして非常に多量な場合、死に至るという事も明らかです。やはり放射線はできるだけ浴びない方が良い。そういう放射線を出し続ける放射能(″死の灰=jがドンドン貯まっているのが原発なのです。

(4)死の灰≠フ中身に注目していくと、さらに危険な事が分かります。それは、原発を稼働させると、原爆の材料となりうるプルトニウムが、どんどん貯まるという事実です。そのプルトニウム自体がまた強い発がん性を持つ物質なので、ウラン以上に取り扱いに慎重さが求められるのですが、これも「安全に」閉じ込めておく・処理する技術が現在ないという事も、いろいろな事故から明らかになっています。

(4)海に捨てられる温排水の影響も心配です。水温が約7度上昇するため、周囲の生態系に変化をもたらしています。これまでに獲れた魚・海藻類が少なくなり、変わって南の暖かい海の生き物が増え始めています。今後、どのようになるのでしょう。