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食---骨粗鬆症の食事について

  老健ひかわした・管理栄養士
  中田 菜穂

 骨粗鬆症は、骨量が減少し「骨」が「粗」く、「鬆(す)」が入ったような状態になってしまう症状で、骨が曲がったり、折れやすくなったりしてしまいます。

 骨粗鬆症の原因は、カルシウムの摂取不足やホルモンの代謝の変化によるものと考えられていて、中高年、特に閉経後の女性に多く見られる症状です。また、最近では若い女性の過度なダイエットが原因で骨粗鬆症の症状が見られる人もいます。骨粗鬆症になることで骨折しやすくなり、それが寝たきりや認知症の原因になったりもします。

 骨粗鬆症予防や症状の改善には、骨を作る材料であるカルシウムの摂取が重要になります。現在ではサプリメントも多く出回っていますが、できれば食事から摂取したいものです。カルシウムが多く含まれている食品は、牛乳、乳製品、大豆、大豆製品、海藻類、緑黄色野菜などです。この中でも特に牛乳、乳製品は吸収率がよいとされています。一日1杯、牛乳やヨーグルトを食べる習慣をつけるとよいでしょう。また、一番よくないのは、ある食品に偏った食生活になってしまうことです。一日3回、主食(ご飯・パン・麺)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、副菜(野菜・きのこ・海藻類)の揃った食事を心掛け、その中でカルシウムが不足しないよう、大豆製品、緑黄色野菜、海藻類を積極的に取り入れるようにするとよいでしょう。

 また、太陽にあたったり、運動をすることで、骨を強化するために必要なビタミンDの合成が促進されたり、カルシウムの骨への沈着が促されます。骨粗鬆症予防対策で、お天気のよい日には外に出て散歩をするのもひとつです。