ニュース&トピックス


食…食中毒について

  東京健生病院 栄養科 管理栄養士
  土井 奈緒

 陽気が良くなると心配になるのが食中毒です。年間通して発生しますが、冬場は比較的ウィルスによる食中毒(ノロウィルスなど)が多くなり、夏場は細菌性の食中毒(O157やカンピロバクターなど)が多く発生します。近年、肉の加熱不足による、カンピロバクターの発生率が増加しています。昨年の東京都福祉保健局による統計でも、1位ノロウィルス(25件・569人)2位カンピロバクター(22件・129人)となっています。カンピロバクターとは鶏肉などの肉類の加熱が不十分で起こる食中毒です。生の新鮮な肉でも菌がもともとついてしまっていれば発症します。レバ刺しが有名な例です。つまり加熱をしっかり行えば予防できる食中毒です。予防のポイント(1)つけない(2)増やさない(3)やっつけるです。(1)は調理前に良く手を洗い、調理道具も肉・魚用と野菜用を分けて使うようにし、つけない努力をしましょう。野菜など生で食べるものを先に切るようにするのもよいでしょう(2)は低温で保存しましょう。ただし、冷蔵庫を過信せず、早めに食べるようにしましょう。(3)が最大のポイントでよく加熱することです。菌は過熱によって死滅します。生食はできる限り避け、よく火を通すようにしましょう。食品の中心が75度以上で1分以上加熱するようにしましょう。電子レンジは過熱ムラができるので、時々混ぜるようにしましょう。

 ポイントをおさえて、食中毒を予防しましょう。