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介護の現場から…サービス付高齢者住宅についているサービスは?

    介護事業部長 齋藤恵子 


 団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて地域包括ケアシステムづくりが動き始めています。システムの5つの要素として「医療・看護」「介護・リハビリテーション」「保健・予防」という専門的なサービスとそれを活用できる環境を整備する要素として「生活支援・福祉サービス」と「住まいと住まい方」をあげています。

 医療は入院期間を短縮し、介護も施設を増やさず「在宅で最後まで」という方向に進んでいます。そうした流れで、在宅サービスを効率よく提供するとして全国にサービス付高齢者住宅が急増し、2011年は30物件(994戸)でしたが2013年には3千765物件(12万2千86戸)となり、わずか2年で125倍に増えています。

 サービス付住宅というと皆さんはどんなサービスがついていると思われるでしょう。緊急時に対応する職員がいるだけのマンション形式のものから、診療所、レストラン、美容室、フィットネスクラブなどが整備された施設までさまざまです。しかし共通しているのは介護保険サービスが必要となった時には従来の自宅と同じでケアマネジャーがプランをたてサービスを受けることになります。

 介護センター健生練馬を利用していた90代のご夫婦も先行きが不安ということでサービス付高齢者住宅に転居されました。この住宅を経営する事業所のヘルパー利用を勧められましたが、顔なじみのヘルパーに来てほしいと希望され、健生のヘルパーが今も転居先の住宅に伺っています。集合住宅で、緊急時に対応してもらう安心はありますが、住み慣れた家を離れた寂しさは残ります。

どのような住まい方を選ぶのか誰もが選択を迫られるテーマかもしれません。