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介護の現場から…家族の思い

    介護事業部長 齋藤恵子 


 鬼子母神通所リハビリテーションで家族会を開催、年間行事や日頃の活動をスライド写真で紹介しました。

 「母は工作が好きで、こいのぼりが上手にできたと言うので作品を見るのを楽しみにして来ました」という2人の娘さんはお母さんの作品を写真に収めました。「うちの人はお習字の日が嫌いです。麻痺があってうまく書けないからでしょう。家でも練習すると頑張っています」と語る奥さん。室内のプログラムだけでなく、初詣に始まり、春はお花見、秋には紅葉狩りなどに出かけていきます。「うちの母は行事の日に合わせて美容院に行くのですよ。牡丹がきれいだったと、嬉しそうに話してくれました」と語る娘さんも笑顔です。「はじめは、嫌がる父を散歩に行くからとだまして連れ出していた。ある日『俺だってそんなにバカじゃない、もう行かない』と言われてはっとした、認知症だからとごまかしてはいけないことを気づかされた。今では楽しいと通っているので介護負担も和らぎます」

 ご家族の感想を聞いていると、リハビリテーションの意味を改めて考えさせられました。『病気やけがで低下した身体の機能を回復し、加齢に伴い衰える生活機能の低下を防ぐ』と書くとなんだか辛い訓練のイメージが湧いてきますが、目指すところは「その人らしい暮らし」です。ご家族の思いもそこにあると感じました。ご家族の介護のご苦労や利用者さんの家での様子を聞かせていただき、職員も多くを学ぶ機会になりました。何よりうれしいのは、通所するようになってからの暮らしの変化です。

 これからも皆さんの笑顔につながるプログラムとサービスをめざしていきたいと思います。