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食…脂質異常症の食事について

  介護老人保健施設ひかわした 栄養科
  中田 奈穂

 脂質異常症とは、血液中の脂質(LDLコレステロール=悪玉、HDLコレステロール=善玉、中性脂肪など)が異常値を示す状態をいいます。

 血液中の脂質に異常があっても自覚症状がほとんどない場合が多いのですが、放置すると血管の壁に血液中のコレステロールが付着して動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を起こしやすくなるので注意が必要です。
 糖質の代謝にはビタミンB1を多く含む豚肉やうなぎなどがお勧めです。ビタミンB1は糖質を分解する酵素を助けエネルギーにかえる働きがあります。にんにくやねぎなどのにおい成分であるアリシンと一緒に調理すると吸収率が高まります。

 脂質異常症の治療において、食事療法は重要な役割を果たします。以下に注意して、脂質異常症の改善に努めましょう。

(1)バランスのいい、適正なエネルギー量の食事摂取を
 適正体重を維持し、一人ひとりの活動量に適したエネルギー量の摂取、主食・主菜・副菜のそろったバランスのいい食事を摂るように心掛けましょう。肥満がある場合にはエネルギー摂取量を見直して肥満を解消しましょう。
適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

(2)魚や大豆製品を積極的に摂りましょう
 LDLコレステロール(悪玉)を減らし、HDLコレステロール(善玉)を増やすためには、魚や大豆製品を積極的に選ぶように心掛けましょう。

(3)コレステロールを多く含む食品に注意しましょう
 特にLDLコレステロールが高い方はレバーやモツなどの内臓類、卵、魚卵などは控えるようにしましょう。

(4)油を使った料理は一日2品まで
 脂肪は種類に関係なくエネルギーが高いので、肥満予防のためにも油を使った料理は控えめにしましょう。

(5)食物繊維は毎食しっかりと摂りましょう
 野菜、海藻、きのこ類などに多く含まれる食物繊維は、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぐのに役立ちます。これらの食品は毎食欠かさず摂るようにしましょう。

(6)甘いものの摂りすぎに注意しましょう
 菓子類、ジュース類の摂りすぎは中性脂肪の増加につながります。料理に使う砂糖の使いすぎにも注意しましょう。

(7)バランスのいい、適正なエネルギー量の食事摂取を
 特に中性脂肪の高い方は注意が必要です