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人間よ、老化と闘うな…(老いとの上手な付き合い方)

  鬼子母神診療所 所長
  高岡和彦


 生協だよりの読者の皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

 新年を迎えるのは良いが、また一つ歳をとるのは嫌だと言われる方は多いと思います。「最近、どうも疲れやすい」「生協だよりを読む時に文字が見えづらくなった」「腰や肩が痛くて散歩にも行けない」「忘れっぽくなった」「怒りやすくなった」「アー。歳のせいかな?」などよく聞かれます。物も体も時間の経過とともに古くなります。古くなればあちこち傷んできます。うまくメンテナンス(定期検査・健診や修理・治療)を行えば不具合も少なく長持ちします(個人差がありますが)。「病気とは人間の老化に伴って起こる体の不具合」と考えると、老化とうまく付き合える人は病気ともうまく付き合えるのではないかと考えました。病気は大変ですし、治療も継続しなければいけません。治療にはお金や時間もかかります。病気になると気分も滅入ってしまいます。病気が悪化すると健康寿命も短くなります。など良いことはありません。そこで少し乱暴ですが「人間よ、老化と闘うな」(老いとの上手な付き合い方)と題して皆さんと一緒に考えていきたいと思います。(近藤誠先生の「患者よ、がんと闘うな」をもじってみました)「癌」も老化と密接に関係があり、マウスなど動物実験でも長く生かしたマウスを解剖すると沢山の癌が見つかるそうです。ですから、健康で長生きをすればするほど癌を併発する危険が増します。個人差もありますが一定年齢上では癌検診を行い癌の早期発見・早期治療を行うように推奨されています。生活習慣病なども老化で起こりやすくなります。また、肥満などが加わると若年者でも発症し20年後に動脈硬化が進行し脳梗塞や心筋梗塞の原因となります。

 老化と病気を関連付けながら「病気とうまく付き合う方法」を皆さんと一緒に探していきたいと思います。連載が打ち切りになるまで頑張りたいと思いますので宜しくお願いいたします。また、ご意見をお待ちしております。