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薬の話---水分補給の際のドリンク飲用の注意点について

   ごんげん坂薬局 薬剤師   
   高野 典子

 水分は生きていく上で無しにはいられません。水分が足りなくなる脱水の時は、高齢者では食欲不振になったり痰が絡みやすくなります。発熱下痢の時は誰でも脱水になります。そういう時には効果的に水分補給をしたいものです。脱水の時は水分だけでなく塩分=電解質も失われます。電解質とは、塩素・ナトリウム・カリウムなどです。

 真水を飲むと体内の塩分(電解質)が薄まり、塩分の濃度を保つためにカラダはさらに水を外へ出そうとしますから、余計に脱水が進みます。

 日本の家庭では、昔から風邪をひいたり、食あたりをした時に「重湯やお粥に塩をまぶす」あるいは「梅干しをのせて食べる」習慣がありますが理にかなっています。

 脱水の程度により、下痢嘔吐・高熱の時は経口補水液、少しの発熱・発汗の時はスポーツドリンクと使い分けるといいでしょう。経口補水液・スポーツドリンクは吸収に適した塩分糖分濃度になっているので薄めずに飲みましょう。

  胃腸炎になると腸の粘膜がウイルスなどで破壊されて、腸内の水分を吸収する仕組みが働きにくくなります。一気に飲むと吐いてしまいがちですので、スプーンなどで1回5〜15ccほどを1分から5分置きに飲みましょう。

  大事なのは、少しづつ何回にも分けて飲み続けることです。