ニュース&トピックス


薬の話---市販薬の副作用について

   桜川薬局 薬剤師  
   藤川 ますみ

 市販薬は手軽に購入できますが重症な副作用も起こります。

 厚労省に報告があった件数は過去5年間で1220例、毎年250症例前後ありました。薬効分類別では総合感冒剤( かぜ薬)404例、解鎮痛消炎剤243例、漢方製剤132例となっています。

 主な副作用の症状では肝機能障害・スティーブジョンソン症候群(皮膚症状)・喘息発作等です。これらはあくまで重症な副作用の報告です。

 市販薬のかぜ薬などは、一回服用量中に多種多様なお薬が入っています。その中に抗ヒスタミン剤(くしゃみ・鼻水等を止める成分)が入っている物が多く、それを例えば前立腺肥大の方が服用すると、尿の出が悪くなったり、また緑内障の方が服用すると、眼圧が上昇したりします。胃薬や腹痛時の痛み止め等も眼圧を上昇させる作用がある物もあります。また喘息の方が痛み止めを服用したり、痛み止めの入ったシップを貼ったりすると喘息発作を誘発することもあります。

 以上のことから市販薬を購入する際は薬剤師または販売登録員の方によく相談して購入致しましょう。また持病のある方は特に服用している薬と重ならない様にお薬手帳の活用をしましょう。

 最後に市販薬でも重症な副作用が起きますので、それを重症化させないためには早期発見が重要です。何か変わった事が起きた場合はすぐに医療機関を受診し放置しないことです。その時の具体的な症状についての情報は厚労省のホームページ「重篤副作用疾患別対応マニュアル」に掲載しているので、是非参照して見てください。