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食…すこしお(少塩)生活のすすめ

  東京健生病院 管理栄養士
  土井 奈穂


 日本医療福祉生活協連の推奨する「8つの生活習慣」の一つに「低塩分、低脂肪のバランス食」が挙げられています。今回は塩分についてお話します。

 塩分の摂りすぎは高血圧を引き起こします。高血圧はサイレントキラー(静かなる殺人者)と呼ばれ放っておくと突然心筋梗塞や脳卒中を引き起こします。そのためには食事の塩分のコントロールが重要になってきます。

 実際にどれくらい摂ればよいのでしょうか。「2015年日本人の食事摂取基準」で男性は塩分8g未満、女性7g 未満を目標にしています。2011年に医療福祉生協連が実施した「第6回24時間蓄尿塩分調査」では38・8%の組合員が8g未満/日を達成しており、6g /日の組合員も16・6%いました。また、日本高血圧学会も2004年に「あたらしい高血圧ガイドラインン」で塩分摂取6g /日未満を定めています。こうした結果をふまえ医療福祉生協連は新たな目標を6g /日未満とし、少しの塩分で健やかな生活をおくる「すこしお生活をすすめる」ことを提唱しています。食事の中でまずは塩分を意識してみましょう。

 具体的な減塩(すこしお)のポイントは @加工品は摂りすぎに注意しましょう。練り製品や漬物(梅干し1個で2g )は控えるようにしましょう A食品表示を見る習慣をつけましょう。食品表示には食塩量で表示してあるものとナトリウムで表示してあるものがあります。ナトリウムで表示してある場合にはナトリウム量×2・54=およその食塩量になりますので参考にしてください。(ナトリウム400mg ≒塩分1g )B麺類の汁は残しましょう C味噌汁は一日1杯までにしましょう Dレモンや酢などを利用しうす味でも美味しく食べる工夫をしましょう。「すこしお」は慣れてくると素材の味を感じることができ、食事も豊かに感じます。ちょっとの工夫で「すこしお生活」はじめてみませんか。