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「秋は食欲の秋」 元気で楽しく 長生きの鍵は「口」です

  鬼子母神診療所 所長
  高岡和彦


 生協組合員の皆様、お元気ですか?厳しい残暑が続きますがお加減は如何でしょうか?まだまだ熱中症の危険が潜んでいますのでこまめに水分を摂取しながら涼しい環境でお過ごしください。

 秋はまだまだ先のようですが、朝晩はその気配が少し感じられるようになりました。よく「○○の秋」と言いますが、○○に入る漢字は一人一人異なると思います。あなたは食欲ですか?運動ですか?勉学ですか?私は当然「食欲の秋よ」と言われる方が多いと思いますが、HPHのヘルスチャレンジで「体重測定」「腹囲測定」をされている方には「口寂しい秋」と思います。

 ある老人ホームの川柳大会での事です。「万歩計、腰に付ければ300歩。口に付ければ3万歩」という句が金賞を受賞しました。最近、足腰は悪くなったけど「口だけは達者よ」とか、私は若い頃から「口が立つ」から元気なのよ。と言われる「昔のお姉さま」をよく見かけます。(男性には少ないように思われますが、「口は災いの元」ですから「口を閉じます」)

 さて、口がよく動く人(「おしゃべりな人」・「口が達者な人」・「早食いの人」という意味ではありません)は本当に元気で楽しく長生きが出来るのでしょうか?答えは「はい」です。

 口が良く動く人は、口の周りの筋肉が鍛えられ飲み込む力(嚥下機能)が良くなり誤嚥性肺炎の予防になります。歯磨きや口腔ケア(年に1回は歯科受診の必要があります)を行うことで予防効果が更に増強しますので頑張って下さい。そして、顔の筋肉が鍛えられると肌のたるみも解消され若々しく見えるかもしれません(笑顔を心がけると「素敵な美人ですね」と褒めてもらえるかもしれませんね)。また、「歌を歌う事」は認知症の進行を食い止める効果もあります(上手い下手は問いません。効果には個人差もありますが、楽しく歌うことがポイントです)。それに唾液の分泌も良くなり、インフルエンザなどの感染予防にも効果があります。  

 「口が悪い人」・「憎まれ口を叩く(きく)人」の事を「憎まれっ子」と言う事があります。「憎まれっ子世に憚る」とう諺があります。時として悪い意味で使われることもありますが、多少他人に迷惑をかけたとしても、元気で楽しく長生きしている人の事の例えとも取れます。皆様には是非、「口を動かして世に憚って」下さい(くれぐれも「お喋りさん世に憚る」と「陰口」を叩かれないようにご注意下さい)。

 皆様が健やかに楽しく長生き出来ますようにお祈り申し上げます(皆様に替わって毎日、鬼子母神神社に参拝していますので、神様のご加護があると思いますよ)。