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薬の話---胃薬のはなし

   地蔵通り薬局 薬剤師   
   樋口 亜矢子

 胃薬には薬の成分によって、@胃腸機能改善薬A健胃消化薬・消化酵素薬B潰瘍(胃腸に炎症がある状態)治療薬などに分けられます。ここではその中の一部をご紹介いたします。

 <1>は胃腸の動きを良くすることにより腹部膨満感、腹痛、食欲不振などの症状を改善します。代表的な成分にモサプリドなどがあります。これらは食前または食後すぐに服用すると効果的です。

 <2>は消化液の分泌を促す成分、胃酸を中和する成分、消化を助ける酵素、生薬など種々の目的の成分が混ざった薬です。胸やけ、吐き気、腹部の不快感などの症状を改善します。また、消化酵素は消化を助けることが目的なので食直後(食事の直後から30分以内)または食事中に服用すると効果的です。

 <3>はH2ブロッカーやPPI(プロトンポンプインヒビター)と呼ばれる胃酸の出過ぎを抑える成分(ファモチジン、オメプラゾールなど)と、胃粘膜の保護や修復をする成分(アズレンスルホン酸Na、Lグルタミンなど)があります。胃腸の炎症からくる胸やけ、胃痛、腹部膨満感などの症状を改善します。

 これらの薬の成分の特徴を生かした薬を症状に合わせて服用すること、そして正しい服用時間にお薬を飲むことでより症状の改善効果が得られやすくなります。