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身をもって学んだこと〜連帯の力

  常務理事 大泉生協病院 事務長
  松本浩明


 9月19日未明、稀代の悪法、戦争法(安保法制)が参議院で成立した。その12時間ほど前、大泉学園駅前で、練馬の組合員と大泉生協病院の職員は戦争法案の廃案を求めるリレートーク宣伝をした。練馬協議会社保委員会の毎月の定例宣伝である。

▼医学生対策室の20代の職員は、前夜の国会前抗議行動の様子を紹介した。若者も高齢者も、男も女も、切羽詰まった思いで、そして自らの意思で集まっていた。30〜40代の病院の事務管理者は、自らのことばで憲法と戦争について語った。70代の組合員は自らの戦争体験を語った。

▼練馬南支部の林節子支部長は、お母さんのことを語った。先の戦争で爆弾を受け、足が吹き飛んでしまったこと。戦後そのことで不自由な思いをされつつ 、生き抜いてこられたこと。そのお母さんを身近に見てきたこと。「だから、私は死ぬその日まで、憲法9条守れと訴え続けます」とスピーチされた。その事実と林さんの決意が、胸に突き刺さった。

▼戦争法は成立してしまったが、憲法9条は今もそのまま生きている。閣議決定で決まったことは、閣議決定で覆せる。国会で決まったことは、国会で覆すことができる。国会前でも、大泉学園駅前でも、世代を超えて人びとが繋がっていた。人びとの連帯の力を、私たちは身をもって学んだ。