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歯の話…質問に答えて

  かかりつけ歯科医・鬼子母神診療所歯科 所長
  神田  剛


 千駄木在住の男性(78歳)から生協だよりに質問がありました。「8020目指して半年に1回歯科受診しているが4か月に1回にできないか」とのことです。

 文面から、歯ひいては身体の健康に留意されていることが推測されます。歯科受診間隔ですが、患者さんの口腔状態で異なります。東京保健生協の5つの歯科診療所では、1〜2か月に1回のクリーニングを勧めています。家庭での口腔ケアとともに歯科医院でのケアが重要なのです。特に高齢になると冠、ブリッジ、入れ歯の装着や歯肉の退縮、根面の露出、唾液流出の減少、抵抗力の低下などで口腔ケアが困難になることがあります。受診期間については通院中の歯科医院で相談してください。

 口腔保健会の調査では、定期歯科健診を受けている人の40〜60代で20歯以上自分の歯がある人は99・7〜93・8%です。これらの人が将来8020を達成する確率は80〜90%と推計されています。家庭での口腔ケア、歯科医院でのプロフェッショナルケアが重要となります。プロフェッショナルケアは決して痛いものではありませんので、気楽に床屋さんに行くような気持ちで良いと思います。

 歯が少ない人、総入れ歯の人もがっかりしないでください。メガネをかけるように、歯がない場合は入れ歯を入れればいいのです。それで、よく噛み味わえればいいのです。噛める力が50%でも食形態や調理方法を工夫すればいいんです。