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薬の話---便秘薬について

   ひかわ調剤薬局 薬剤師   
   岡田 真弓

 「たかが便秘」と侮ることなかれ。お腹の張りや腹痛に苦しむだけでなく、便秘が慢性的になると倦怠感・肌荒れ・イライラなど全身への影響や、腸内で増殖した悪玉菌が産生する発がん性物質により大腸がんにかかるリスクが増加するとも言われています。排便をコントロールし、腸を健康な状態に保つことはとても大切です。

 便秘予防には、規則正しい生活、こまめな水分摂取、食物繊維が豊富な食材・乳酸菌食品等を積極的に摂る、ストレスを溜めこまない、適度な運動をして自律神経を整えることが重要です。しかし、それでも手ごわい便秘症にはお薬で対応します。

 便秘薬には効き方によって種類がいくつかあります。カチカチに固まった便に水分を含ませ軟らかくする酸化マグネシウム(錠剤または細粒)。四年前に発売になったアミティーザカプセルも腸管内の水分を増やすことで便を軟らかくします。そして、腸の蠕動運動を活発にして排便を促すセンナを含む製剤(センノサイド錠、アローゼン顆粒等)。水分を含ませる作用と蠕動運動促進作用を併せ持つベンコール錠やシンラック内用液という薬もよく用いられます。

 これらのお薬を単独又は組み合わせて使用します。排便状況をみて薬の量を減らす等の調節が可能ですが、効果がない!と安易に増量すると危険な場合もありますので、症状が長引く場合には、早めにかかりつけの医師や薬剤師などに相談してください。