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最後まで自分らしく〜自宅で97歳独居

  訪問看護ステーションてっぽうず
 松本 裕子


 13年前中央区に引っ越してこられたKさんは頑固な夫(脳梗塞後遺症で不自由な体)と障害者の息子さんの介護をしていました。御自身も難病で通院中。お隣は組合員のHさんでした。

 Hさんはいつも気にかけて訪問看護ステーションにも相談され、私がケアマネを引き受けました。Kさんは自宅で息子さんを立派に看取り、その後ご主人も見送られて独居になってしまいました。当ステーションではずっと、Kさんに寄り添い訪問看護をしていましたが、要支援になりケア マネが交代した時に訪問看護が中止になっていました。

 ちょうど1年前、往診していた鉄砲洲診療所からKさんが不穏で、Hさんも困っているので、訪問看護をしてほしいと依頼され訪問看護が始まりました。なじみの顔で、24時間連絡がいつでもできると安心なさり徐々に落ち着いてきました。高齢で、不自由な生活には不安がいっぱい、でも、助けてくれる隣人や往診する医師と連携できる訪問看護、毎日来るヘルパーさんに支えられてKさんは自分を取り戻し、しっかりと生活していました。

 早朝、お隣のHさんから私に電話があり「Kさんが亡くなったみたい。」すぐ主治医に連絡して私も駆けつけました。昨晩Hさんが訪問してお話し、妹さんにも電話して、椅子に腰掛けてそのまま亡くなりました。24時間緊急通報システムが作動しての発見でした。97歳Kさん尊敬できる方でした。大往生です。ありがとうございました、Kさん。