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ここが問題「特定健診」


今年度から健診制度が大きく変わり多くの区民が戸惑っています。
今回の制度変更で次のような問題が浮き彫りになってきています


メタボ健診に特化したため、全身の健康状態を把握できない問題が

今回の制度改正は医療費削減を目的とし、特に糖尿病を中心とする生活習慣病予防にターゲットを絞りこんだものとなっています。そのため、健診項目は腹囲測定とLDLコレステロールが加わったものの、昨年までの健診項目が減らされています。6つの区では今年度は特定健診に上乗せし、項目の追加が行われましたが、項目は各自治体に任されています。文京区では、今回の項目からはずれた「血小板」の検査をたまたま検査センターが従来の方法で検査を行った為、「突発性血小板数減少紫斑病」が発見され一命を救われたという事例がありました。疾病の予防、早期発見のためには充実した健診が望まれます。


加入する健保組合によって受診機関が限定されたり、健診料金が高額になることも

従来の老人保健法に基づく住民健診が今回から保険者に義務づけられました。そのため、
従来のかかりつけ医での健診が受けられなくなり、医療機関を指定され、変更せざるをえない方もでています。また、加入する健康保険組合によって自己負担額も異なり、政府管掌保険の家族の方は、4千円近い自己負担が発生しています。「いままで無料で年1回の健診をうけてきたのに」と健診を断る方もいます。


受診期間の変更で戸惑いも

区によっては健診期間を変更し、実施期間が誕生月ごとに変更されたところもあります。今まで、班で誘い合って健診受診ができたのですが今年はそれができなくなってしまいました。

このように、特定健診制度には多くの問題が明らかになってきました。国は各保険者に「受診目標を65%以上」とするよう求め、これが実現できなかった場合はペナルテイーを課すといっています。しかし、上記のような問題の多い健診制度でこの目標がクリアーできるのでしょうか。

社保委員会では、健診制度の充実やすべての区民が無料で健診を受けられるように各自治体と懇談をしていきます。


社会保障・平和・まちづくり委員会