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薬の話…花粉症の薬について
ひがし大泉薬局
薬剤師 軽部 志帆里

花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となり、体内に出てきたヒスタミンという物質によって引き起こされるアレルギー反応です。
症状としては鼻の三大症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)、目の症状(かゆみ・充血)、微熱、皮膚のかゆみなど様々です。

花粉症で使われる主な治療薬は、眠気などの副作用が軽減され、即効的な効果が期待できる第二世代の抗ヒスタミン薬が主流で、くしゃみ・鼻 水・鼻づまりを全般的に抑えます。鼻づまりがひどい場合は抗ヒスタミン薬だけでは症状が軽減しないことがあるため、気管支喘息にも使用される抗ロイコトリエン薬や鼻噴霧用ステロイド薬を併用することもあります。目の症状が強い場合は点眼薬が使われます。
また最近では抗ヒスタミン薬と血管を収縮させる働きがあるα交感神経薬を配合した薬も出ています。その他の治療法の一つにアレルゲン免疫療法があります。治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫 療法」は自宅で服用できます。長期にわたり(3年以上)正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期間症状を抑える効果が期待できます。

花粉症シーズンは症状が辛いけれども、忙しくてなかなか病院に行けないという患者さんもいらっしゃると思いますが、辛い症状は集中力を低下させるなど日常生活に影響を及ぼします。早めに自分にあった治療薬を見つけて、日常生活の支障が軽くなるようにしましょう。