ニュース&トピックス

HPH国際カンファレンス報告
東京建生病院 管理栄養士
土井 奈緒
今後もHPHを医療・地域活動の柱に
(2017年4月12日〜14日 オーストリア・ウィーン)

参加者は世界41カ国500名、日本HPHからは11加盟事業所、24名参加しました。
今年は齊藤事務長を団長に参加しました。東京健生病院からは組合員理事倉園さんが「大気汚染と二酸化炭素の集団的測定の経験」、大泉生協病院歯科衛生士織田さんが「医科と歯科の連携で食事の経口摂取を増やす取り組み」、管理栄養士土井は「職員のヘルスチャレンジによる行動変容」についてポスターセッションで演題発表しました。

全体会では
(1)HPHの到達点をふまえ、将来の課題を特定する
(2)持続達成可能開発目標(SDGs)達成にヘルスプロモーションが果たす役割:2030年に向けた歩み
(3)医療を改革し、難民・移民を自立させニーズを充足させる
(4)気候変動の緩和と適応への医療貢献
(5)医療機関・医療制度の新たな方向:オタワ憲章から30年
という内容で報告がありました。
今後の課題としてはエビデンス(科学的根拠)の構築が重要でまだ少ないのが現状。エビデンスを増やすことで行政にも提言できる。また、移民・難民問題は言語や人権など多岐にわたっており、移民とそこで暮らす人々のニーズを平等に考慮した医療が求められていることがわかりました。

環境問題も幼少期からの教育が重要。全体会の課題達成にはひとりひとりが行うのではなく地域・医療・福祉が共同で行うことにより達成できるとのことでした。毎回行われているターネセン先生(国際HPHネットワーク事務局長)との懇親会でHPH活動を船にたとえて「船のエンジンはエビデンス」「大きな帆は加盟事業所」「エンジン(エビデンス)で医療の変革をおこし大きな帆を張って大海に乗り出してほしい」という激励のメッセージをいただきました。
今後もこの言葉を携えながら医療活動・地域活動を行っていきたいと思います。最後にご支援、ありがとうございました。