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歯の話…電動歯ブラシを活用しよう
江戸川橋診療所歯科
所長 吉野 英之

電動歯ブラシは自動で毛先が動いているだけです。当て方が悪ければ、同じところばかりに当たり、上手く磨けません。
咬み合わせの面や表面は歯面に垂直ですが、歯肉マッサージ磨きをしましょう。
下の歯は下向きに、上の歯は上向きに約45度、斜めに歯と歯肉に当たるように基本的には歯ブラシは横向きに当てましょう。前歯の裏側は当てにくい場合、歯ブラシは縦でもオーケーです。歯周ポケット入口をめがけて、毛先を入れ込むように!斜めに入れ込むと歯と歯の間にも上手く入りやすいです。当てたらそこで10秒から20秒、動かさないで下さい。手用歯ブラシのように動かしてしまうとせっかく入った毛先が歯の間や歯周ポケットの入口から出てしまいます。10秒から20秒たったら、隣の歯に一本ずつずらして、また10秒から20秒。


ブラシの角度は45度

磨く順番を決めましょう。一番奥の歯の奥の面から磨きましょう。それから、舌側へ。1本ずつ前にずらして、反対側の一番奥へ。奥の面を忘れず磨き、表側頬側を1本ずつずらしてはじめの歯のところまで。下をやったら上も同じように。
3分くらいで自動的に電源が切れる機能のある電動ハブラシがありますが、それで終わりではいけません。きちんと落とせるまでやってください。私の場合、夜のしっかり磨きでは、時間にして20分くらいはしています。
一番良いのは歯垢染色液で染め出しをして磨いてみることです。夜のしっかり磨きの際は歯磨き粉を使わず、さっぱりするまでやりましょう。研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、根元は軟らかいので削れてしまう恐れがあります。使う場合は、研磨剤の入ってないものを選び、使用は少量にして下さい。


磨き方の順番例

電動歯ブラシで磨いても補助用具は必要です。歯間ブラシ、フロス、ワンタフトブラシ、電動ハブラシで充分磨いたあとに必ず、使用下さい。電動歯ブラシの替えブラシも用意しておきましょう。メーカーの推奨の期間で替えるのはもちろんです。が、やはり毛先が歯ブラシの柄から、はみ出たら替えましょう。


(左)補助用具は必要 / (右)毛先がひらいたら交換

「電動歯ブラシの使用感は爽快です」
かなり以前(6年前ぐらい?)に、江戸診の吉野先生に部分義歯をつくっていただきました。その時に一度、電動歯ブラシを勧められました。金額もわからないため、気乗りせず、そのままにしていました。4月初めのクリーニングの時、先生 から再度電動歯ブラシの購入使用を勧められました。いつもおっしゃっている、「一にも二にも歯磨き大事」の指導を地でいっているおはなしでした。
私も70才を過ぎ、少しでも多く自分の歯を残して平均寿命を全うしたいと思い、購入を決意。先生に教えていただいたものを、かなり格安で入手しました。そして、補充用のブラシも指示どおり購入しました。以来、朝晩(余裕があれば昼も)かなり真剣に電動ブラシで磨いています。
電動歯ブラシ、通常歯ブラシ、糸ようじを使い 口内掃除の日課が続いています。掃除後の爽快感はなかなかのもので、精神的な自信にもつながっています。もっと若い日にこれを使っていたら、もうちょっと自前の歯が残っていたと思うと、残念です。(歯科通院中の安田一郎様談)