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ヘルスプロモーション…健康長寿は『健口』から
かかりつけ歯科医と歩んでいく健康長寿への道

かかりつけ歯科医のいる人は長寿である、と言う人がいます。本当でしょうか?歯が良いと健康なのでしょうか?私は入れ歯だけど健康よ、と言う人も多いです。
健康長寿と歯や口の健康、どういう関係があるのでしょう。9月号は歯科発、ヘルスプロモーションのお話です。

目指すは『健口』
『健口』とはおいしいと元気を支える健康な口腔(こうくう)のことです。口腔とは歯・歯肉・骨・唇・舌・口蓋(口の天井部分)・唾液腺などからなり、食べる・噛む・飲み込む・話す・顔全体の表情を作るなどの機能があります。これからは歯や歯肉を個別にとらえず、様々な機能を持った口腔という単位で考え、その健康を生涯守っていく時代です。それでは、健康な口腔とはどういう状態でしょう。 (1)自歯・義歯にかかわらずよく噛めている。
(2)歯周病の定期管理が行き届いていて、出血口臭がない。
(3)唾液が十分出ている。
(4)粘膜・舌にガンなどの異常がない。
(5)飲み込みに問題がない。
(6)滑舌が良く、会話がスムーズに行える、等々。
セルフチェックの結果はいかがですか?

よく噛めないは要注意
よく噛めない状態を放って置くと食べられないものが増えて空腹ではないが栄養が足りてない状態(=低栄養)になります。低栄養によって筋肉量が低下すると日常生活の自立度が下がります。その上、飲み込みに問題が出れば、口から食べることを諦めなければなりません。だんだん介護の必要な状態に近づいていきます。『健口』は介護予防に大いに役立ちます。

『健口』は、かかりつけ歯科医と一緒に作る
『健口』への入り口は歯科健診です。健診は口腔の健康状態をトータルにチェックする機会です。健診でかかりつけの歯科医は、年齢・体の状態・飲んでいる薬・歯磨きのうまさ・残存歯数・性格まで考慮しプランを立てます。粘膜の異常や増えてきたがん、顎関節の問題、飲み込みの問題も、まずかかりつけ歯科医が診査し、必要な場合専門的検査のため高次医療機関へ紹介します。かかりつけ歯科医との付き合いは、外来に通えなくなって在宅往診になっても、介護施設に入所しても続いていきます。認知症になって自分でケアができなくなっても、訪問口腔ケアとして続いていきます。


(左)クリーニングの様子 / (右)歯に冠を入れている所

往診車の前で勢揃い

かかりつけ歯科医機能強化へ
生涯にわたって切れ目なく『健口』をサポートするために歯科部では、昨年度より5つの歯科全部で在宅往診を始めました。つまり今まで通っていた歯科が、通院できなくなっても引き続き治療・口腔ケアに伺うことができるようになりました。依頼は病院・診療所の窓口、電話、またはケアマネジャー経由で可能です。


治療前の説明中

今日も元気に行ってきます


歯科部では、昨年度より健生病院で日曜日に行われる各種健診の際、無料歯科健診=健口チェックを行なっています。今年度は江戸川橋診療所でも始まりました。歯科部では『健口』への入り口である健診を、いろいろな機会に実施できればと考えています。

危険!
歯周病菌の作る酪酸がアルツハイマー病の発症リスクを高めることが実証された

健康長寿の3つの条件

東京保健生協の歯科
●氷川下セツルメント歯科
文京区大塚3-36-7 ・ 電話 03(3944)1321
●江戸川橋診療所歯科
新宿区改代町33 ・ 電話 03(3269)7380
●橋場診療所歯科
台東区橋場2-2-5 ・ 電話 03(5808)7321
●大泉生協病院歯科
練馬区東大泉6-3-3 ・ 電話 03(5387)3201
●鬼子母神診療所歯科
豊島区雑司が谷4-3-17 ・ 電話 03(3984)8290