ニュース&トピックス

薬の話…咳止めの薬
さかした調剤薬局
管理薬剤師 知久 直美

咳は、気道に外から入ってきたほこりやウイルスなどの異物を外に出そうとする生体防御反応です。また咳には気道にたまった痰を外に排出する役割もあります。

咳を無理に止めようとすると、気道から異物が排出されないことにもなります。

咳止めは多くの種類がありますが、大きく分けると中枢性鎮咳(ちんがい)薬と末梢性鎮咳薬の二種類になります。
中枢性鎮咳薬は、麻薬性(リン酸コデイン等)のものと非麻薬性のものがあり、どちらも脳の咳中枢をブロックして咳を止めます。麻薬性の鎮咳薬は眠気や習慣性などの副作用が出ることがありますので注意を要します。
末梢性は気道に直接作用して咳を止める薬です。また一部の血圧を下げる薬には咳の副作用が現れるものもありますのでご注意下さい。
その他、のど飴なども乾燥で傷ついた粘膜を修復しますので、咳には効果があります。

咳止め成分は単独では市販されておらず、薬局で一般的に売られている風邪薬の中に含まれています。咳止め成分だけがほしい場合は、医療機関を受診し処方してもらう必要があります。

一般的にコホコホという、乾いた咳が続くときは中枢性の咳止め。ゴホゴホと、湿性の咳のときは末梢性の咳止め薬を選ぶと効果が高いと言われています。痰がからんでいる場合は、去痰剤を一緒に使うと効果的です。重い病気が咳症状となって現れることもありますので、目安として3週間以上咳が続く場合は医療機関を受診下さい。