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組合員実態調査結果報告(その4)

5.東京保健生協に関すること
1)東京保健生協のサービス利用状況について
利用している東京保健生協のサービスは、「病院」(42.3%)、「診療所」(31.2%)、「予防接種」(26.6%)、「健康診断」(39.6%)などの割合が高くなっています。サービスを利用していない人は20.2%でした。(図13)

世帯類型別に見ても、病院や診療所、歯科を利用している人の割合にはそれほど大きな違いありません。「保健講座等(健康づくり)」については、ひとり暮らし世帯の利用がやや高くなっています。また、サービスを利用していない人の割合は、夫婦のみ世帯と二世代・三世代世帯では19%代でしたが、ひとり暮らし世帯では22.0%でやや高くなっています。
生協活動への参加有無別には、全体的に、生協活動に参加している人の方が、多くのサービスを利用している傾向にあります。「病院」は、生協活動への参加有無にかかわらず、4割程度で大きな差は見られないものの、「診療所」「歯科」などの医療サービスや、「予防接種」「健康診断」については、生協活動に参加している人のほうが、参加していない人に比べて、およそ8〜10ポイント程度高い割合を示しています。とくに割合差が大きかったのは、「まちかど健康チェック」と「保健講座等(健康づくり)」でした。生協活動に参加している人は、いずれも25%程度の人がこの2つのサービスを利用していますが、生協活動に参加していない人では、「まちかど健康チェック」が4.8%、「保健講座等(健康づくり)」はわずか1.5%でした。なお、サービスを利用していない人の割合は、生協活動に参加している人は12.9%ですが、活動に参加していない人は26.0%になっていました。

2)東京保健生協の活動への参加状況について
参加している東京保健生協の活動については、「班活動」が29.5%と3割を占めて最も高く、次いで「生協だより配布」(21.1%)、「支部活動」(12.8%)でした。
世帯類型別には、「支部活動」や「班活動」について、夫婦のみ世帯や二世代・三世代世帯に比べて、ひとり暮らし世帯の場合は、参加している人の割合がやや高くなっています。活動に参加したことがない人の割合は、ひとり暮らし世帯では53.6%、夫婦のみ世帯では54.5%、二世代・三世代世帯では55.0%でした。
東京保健生協のサービスの利用有無別には、明確な差が見られました。最も多くの人が参加している「班活動」について、生協サービスを利用している人の場合は31.5%が参加していると回答していますが、利用していない人は18.3%でした。また、「生協だより配布」については、生協サービスを利用している人の場合は24.5%でしたが、利用していない人では9.3%でした。生協の活動に参加したことがない人の割合は、生協サービスを利用している人では50.7%、利用していない人では71.1%と20ポイント以上の差が見られています

3)東京保健生協についての意識
東京保健生協について、満足度や今後の活動への参加意向など5つの意識についてたずねました。このうち、「東京保健生協の組合員活動と運動に満足している」「東京保健生協のサービスに満足している」についての結果を見てみました。組合員活動と運動への満足度については、「とてもそう思う」(8.9%)と「そう思う」(27.8%)を合わせて、36.7%の人が満足していると回答しています。生協のサービスについては、「とてもそう思う」(9.3%)と「そう思う」(28.3)を合わせて、37.6%の人が満足していると回答しています。いずれも、無回答の割合が23%を超えて高かったため、この設問に回答した人のみで再集計すると、満足している人の割合はもう少し高くなると思われます。(表11)

表11:東京保健生協に対する意識
  (1)活動への満足 (2)張り合い (3)サービス満足 (4)参加意向 (5)必要度
ケース数 % ケース数 % ケース数 % ケース数 % ケース数 %
とてもそう思う 363 8.9% 318 7.8% 378 9.3% 376 9.2% 1,363 33.5%
まあそう思う 1,132 27.8% 864 21.2% 1,151 28.3% 986 24.2% 1,176 28.9%
どちらでもない 1,344 33.0% 1,357 33.3% 1,243 30.5% 1,150 28.2% 440 10.8%
あまりそう思わない 203 5.0% 319 7.8% 246 6.0% 374 9.2% 45 1.1%
まったくそう思わない 70 1.7% 151 3.7% 83 2.0% 161 4.0% 49 1.2%
無回答 959 23.6% 1,062 26.1% 970 23.8% 1,024 25.2% 998 24.5%
合計 4,071 100.0% 4,071 100.0% 4,071 100.0% 4,071 100.0% 4,071 100.0%

世帯類型別には、ひとり暮らし世帯では、組合員活動と運動に満足している人は50.1%と半分を占め、夫婦のみ世帯の48.0%、二世代・三世代世帯の46.3%に比べてやや高くなっています。生協サービスに満足している人の割合は、ひとり暮らし世帯では48.7%、夫婦のみ世帯では49.2%、二世代・三世代世帯では49.4%でほぼ同程度でした。
生協サービスの利用有無別には、生協サービスを利用している場合には、組合員活動と運動について満足している人の割合が52.3%で、生協サービスを利用していない人の28.2%に比べて高い割合を示しました。また、生協サービスに満足している人の割合についても、サービスを利用している人では54.9%、利用していない人では22.8%と大きな差が見られました。
生協活動への参加有無別には、生協活動に参加している場合には、組合員活動と運動について満足している人の割合が60.9%と6割にのぼり、生協活動に参加していない人の34.2%に比べて高い割合を示しました。また、生協サービスに満足している人の割合についても、生協活動に参加している人では57.0%と高く、生協活動に参加していない人の32.2%に比べて高い割合を示しました。

4)東京保健生協第7次中期構想について
第7次中期構想の内容について知っていると回答した人は15%程度でした。
世帯類型別には、ひとり暮らし世帯と二世代・三世代世帯では17〜18%程度が「知っている」と回答し、夫婦のみ世帯では15.0%でした。
生協サービスの利用有無別には、生協サービスを利用している人の19.5%が「知っている」と回答し、生協サービスを利用していない場合の7.7%の2倍以上の割合でした。
生協活動への参加有無別には、生協活動に参加している人の30.1%が「知っている」と回答し、生協活動に参加していない場合の6.9%より大幅に高い割合を示しました。
「ヘルスプロモーション」について聞いたことがある人の割合は、25.2%でした。
世帯類型別には、ひとり暮らし世帯と夫婦のみ世帯では24〜26%程度が聞いたことがあり、二世代・三世代世帯ではそれが30.9%と少し高い割合でした。
生協サービスの利用有無別には、生協サービスを利用している人では30.8%が聞いたことがあると回答していますが、生協サービスを利用していない場合には16.0%と低い割合となっています。
生協活動への参加有無別には、生協活動に参加している人では45.3%が聞いたことがあると回答していますが、生協活動に参加していない場合には13.1%と低くなっています。
「エンディングノート」について知っている人の割合は72.4%でした。世帯類型別、また生協サービスの利用有無別には差がありません。生協活動への参加有無別には、生協活動に参加している人では79.9%が「エンディングノート」を知っていると回答し、参加していない人の72.6%よりもやや高い割合を示しています。
東京保健生協の第7次中期構想の内容と関連するキーワードについては、生協サービスを利用していたり、生協活動に参加している場合には、認知度が高くなることがわかりました。
生協組合員同士の居場所(サロン)については、52.3%の人が「近くにあれば参加したい」と回答しています。(図14)
世帯類型別には、ひとり暮らし世帯の人は59.6%が、夫婦のみ世帯の人は58.2%が、「近くにあれば参加したい」と回答し、二世代・三世代世帯では53.1%とやや低い割合でした。
生協サービスの利用有無別には、生協サービスを利用している人は57.8%が「近くにあれば参加したい」と回答していますが、生協サービスを利用していない人は50.5%で、やや低い割合でした。
生協活動への参加有無別には、生協活動に参加している人は「近くにあれば参加したい」と回答した人の割合が72.1%にのぼっています。生協活動に参加していない人の場合には43.5%でした。

以上、見てきたように、世帯類型によって生活状況や社会的ネットワークの状況が異なっていることがわかりました。また、生協活動への参加有無や、生協サービスの利用有無によって、東京保健生協の活動やサービスの利用状況が異なること、東京保健生協の活動やサービスに対する理解や満足度が大きく異なることがわかりました。